近年、歯周病は口腔内だけの問題ではなく糖尿病や肺炎など、多くの疾患の発症リスクを高め、妊婦の場合は早産リスクが約5倍も高くなることがわかってきた歯周病は、歯肉炎と歯周炎の総称で、赤みや腫れ、出血、排膿、口臭といった様々な症状が現れる疾患です。歯周病は、細菌の塊である歯垢や歯石により歯と歯茎の間の隙間が広がることで進行し、歯周組織に細菌が進入すると歯根膜や歯を支えている顎の骨(歯槽骨)を破壊します。さらに進行すると、歯を支える力が弱くなるため歯がぐらつき、最終的には歯が抜ける恐ろしい病気です。
歯周病かなとおもったら、
セルフチェックしてみましょう
1つでも当てはまったら歯周病の可能性があります。早めに受診されることをお勧めします。
歯周病治療では、歯垢や歯石をしっかりと除去することで汚れのつき難くし、症状を改善させる治療を行います。治療期間や治療方法は、進行状況によって異なります。当院では、スケーリング、ルートプレーニング、フラップ手術など、患者様の症状に合わせた歯垢・歯石の除去のご提案のほか、歯ブラシの選び方・握り方・動かし方など、歯磨きをする上でのポイントなどについても丁寧に指導しております。毎日のブラッシングに不安のある方は、気軽に担当医までお申し付けください。
軽度の歯周病治療に用いられる治療方法です。歯周ポケットの歯垢や歯磨きでは取ることのできない歯石を「スケーラー」という専用器具ををつかって除去します。
歯石は日々の歯磨きでは取り除けない上、除去してもしばらくすると再形成されますので、定期的な除去をお勧めいたします(3~6ヶ月に1回位)。
中度の歯周病治療に用いられる治療方法です。歯周病が進行すると歯周ポケットも深くなるため、スケーリングだけでは奥の歯垢や歯石を取ることができません。そこで、「キュレット」という専用器具をつかって奥深くの歯垢・歯石を除去し、さらに歯根を滑らかな面に仕上げます。
重度の歯周病治療に用いられる治療方法です。ルートプレーニングでは取り切れなかったさらに深い部分の汚れや歯垢、歯石を取り除く治療です。ルートプレーニングと違う点は、歯肉を「切開」する点で、歯肉の深い部分を見ながら歯根の表面まできれいにすることができます。治療の際には麻酔を用いますので、痛みはほとんどありませんが、患者様によっては、治療後に腫れが生じることがあります。
初診にかかわらず、「お電話」または「インターネット」にて、ご予約を承っております。
ご予約がなくても受診することができますが、待ち時間が長くなる可能性がございますので、予めご了承ください。
痛みが非常に強い場合など、緊急の場合は遠慮なく受付にお申し出ください。